カテゴリ
以前の記事
2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 その他のジャンル
最新の記事
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
外食をする、ということにはいろいろな目的がある。家では味わえないプロの料理を堪能するのはもちろん、仲のいい友人と楽しい時間を過ごしたり、仕事の付き合いの交流を深めたり。それだけではなく、外食はまた、場にあった社会人としての振る舞いを身につける機会でもあったりする。
ところで私が苦手なことの一つが、カウンターのお店(鮨・天ぷら・割烹などの和食やバーなど)で一人で時間を過ごすこと。まあ簡単に言うと、間が持たないんですね。店主と気の利いた会話を交わすのにもプレッシャーを感じてしまうが、さすがに待ってる間、ケータイで時間をつぶすのもみっともないし。お一人様でも優雅に、存在感をもって食事の時間を過ごせてこそ、大人として一人前なのではないだろうか。 そういったお一人様の食事で、「大人修行」をするのにふさわしいと思う場所の一つが、神田・御茶ノ水の由緒正しい大人の隠れ家、山の上ホテルの中にある「天ぷらと和食 山の上」だ。 先日も仕事の合間にお昼をいただきに一人で寄ったのだが、昭和29年の創業以来、文人に愛されてきたホテルの風格が漂うカウンターは凛とした雰囲気で、目の前には代々受け継がれた木の扉の冷蔵庫が変わらぬ味を出している(毎日届く氷を中に置いて食材を保冷するそう)。 この店、天ぷら「近藤」や「深町」の主人が歴代の料理長を務めてきたことも有名だが、現在の鈴木料理長も料理の技はもちろん、さりげなく店内全体に目配りが利いている。つかず離れずの距離感の接客が心地よく、一人でも気まずさを感じることがない。ホテルという場所柄なのだろう、格式がありながらお店の敷居は高くなく、気軽な大人修行にぴったり。他にホテルのお店で、大人の気分になれるカウンターといえば、恵比寿のウェスティンのザ・バーあたりだろうか。 今度六本木のミッドタウンにも支店ができるようだが、やはり山の上ホテル独特の雰囲気がこの店の魅力。こういう場所に来ている常連のあなどれない(?)お客さんに雰囲気を学びながら、一人でも絵になるような、余裕ある大人の振る舞いができるようになりたいものです。
by keidd
| 2007-03-21 07:32
| 東京飲食
|
ファン申請 |
||