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数ヶ月前、2016年のオリンピック招致に敗れた東京だが、その際掲げた「世界をリードする環境都市」のコンセプトは、当然ながら別にオリンピックがなくとも実現すべきコンセプトではないか、と思う。オリンピック特需によって一気に都市開発が加速する効果はあるのだろうが、東京に住む人間にとってみれば、ビジョンにもとづく継続的な都市の進化はオリンピックよりもはるかに重要だ。今回の招致における都民の盛り上がりの低さを見ても思ったのだが、大事なのは、集客や経済効果を目的とした行政主導の公共事業やイベント振興ではなく、住民一人一人の都市環境に対する意識と、こうなりたいというアイデンティティの共有なのかもしれない。
ということで、今日は最近読んだ本、「シビック・プライド 都市のコミュニケーションをデザインする」を紹介したい。美しい写真と情報価値の高い新たな視点で、EU統合によって地域文化への見直しが進む、現代の欧州の都市のコミュニケーションデザインの先進的な取り組みについて、おそらくはじめて体系的に紹介した素晴らしい本だ。18世紀にイギリスで生まれた「シビックプライド(=市民が都市に対してもつ自負と愛着)」という概念をテーマに、単なる地域振興や地場産業促進ではない、市民を主役にした新しい都市の活性化のアプローチを探っている。 ![]() これらの取り組みに共通するのは、観光や誘致・地場品販促のための外部向けの情報発信ではなく、住民が愛着・誇りを持てる都市のアイデンティティと求心力の創造を図っていること、そしてデザインやクリエティビティなどの感性価値のパワーをうまく活用していることだろう。 ![]() グランド・ビジョン不在で秩序なくアメーバのように増殖・変貌を遂げているところも今日の東京という都市の独自の魅力ではあるが、経済主導のビルや道路づくりではなく、住民にとって自然豊かな環境都市として快適でエネルギー負荷の低い街の姿を豊かなクリエティビティで再生するとともに、圧倒的な魅力のある情報コンテンツを生み出すヒトのソフト・パワーの集積した都市の魅力をより活性化していってほしいと思う。
by keidd
| 2009-11-22 16:32
| 東京街並
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